内蔵アンテナ

携帯電話やスマートフォンのように、本体に内蔵されて見えなくなっているアンテナもあります。これらによく使われているのが「逆Fアンテナ」。波長の約4分の1の長さのモノポール・アンテナをアルファベットのFの逆向きにしたものです。

十数年前の携帯電話には、伸縮可能なホイップ・アンテナが外付けされていました。元来、モノポール・アンテナは、ダイポール・アンテナの約半分の長さで機能します。これを小さな端末に収めるため、先端をL字形に折り曲げた逆Lアンテナが発明されました。その後、逆Lアンテナを小型化するために、エレメントを途中で分岐した逆Fアンテナが開発されたそうです。ちなみに、屋内基地局用アンテナの中には、アンテナ工事をしてカバーの内側に逆Fアンテナが収められているものもあります。

そんな中、携帯電話の薄型化・小型化により、アンテナのための空間がどんどん減っていきました。その過程で、エレメントを曲がりくねらせた「メアンダ・アンテナ

も生まれました。メアンダ・アンテナは省スペースのため、無線LANやモバイル端末で採用されることが多いといいます。

また、最近のスマートフォンにはGPS機能があるものも増え、その受信アンテナはダイポール・アンテナです。これもスマートフォンにあわせて小型化が進み、セラミックスの中にアンテナを折り曲げて成形したが使われています。