テレビのアンテナ

テレビの受信アンテナは、近所の家の屋根などで目にする機会はあるかと思います。一方、送信アンテナは電波塔や山の上など高いところにあるため、見たことがある人は少ないかもしれません。

放送電波というものは、受信側に平等に送信されなければなりません。そのため高い位置に送信アンテナはつくられているのです。また、送信アンテナには「無指向性」と呼ばれる全方向へ電波を送る型式が採用されています。

アンテナ本体は双ループ・アンテナというもので、二つのループを中央で連結した形をしており、後ろには格子状の反射板が設置されています。ループが一つだけでもアンテナとして機能しますが、8の字形にすることで性能が向上します。

私たちの生活に欠かせない携帯電話も電波を発信しています。電話やメールをするときに発信された電波は、中継用の基地局のアンテナで受信します。そこから別の基地局を伝ってあいての携帯電話へ届くのです。

基地局のアンテナは、郊外では高さ約20メートル~50メートルの鉄塔上に設置され、広範囲をカバーしています。また、市街地のビルやマンションの屋上に設置されていることもあります。ほかに、小規模なエリアをカバーするために、アンテナ工事をして電柱に取り付けられる基地局もあります。